時が。


いまだショックから立ち直ってはいないのだけれど、深い悲しみは日々のつれづれ、時のながれが少しずつ氷を溶かしていくように癒されていくのだ。オースターの小説のように、ささいな日常の中に流れる通低音が心を調整していく。


手の怪我もなおっていく。


久々に外国人局に行ってみたら、意外とすんなりビザの切り替え(永久滞在許可に・・・。)ができるかもしれない。(外国人として外国に滞在する、ということはすなわちこの許可証をいかに入手しつづけるか、にかかっているわけなので。)そんなに長くこの国にいるのか、と思うと、それはそれでちょっとたそがれてしまうわけだけれど。


冬になる前になおしてしまわないと、冬と闘えない。
ここの冬を乗り切るには強い精神力が必要なのだ。