ハジマリ


英語は本当にしゃべれるようにならないものなのか?


大学受験の後、まともに英語の勉強などしたことがなかったので、なんとインターネットが
普及しはじめてから早10年、はじめて英語学習のサイトというものを巡ってみた。


英語の学習本やら教材やら学校やらの錯綜錯乱ぶりはこのnet時代になってもがっかりするほど
jiuの高校時代(90年代初頭)から殆ど変わりばえしないように見え、山ほどセオリーが反乱していて、
結局これでは何をやったらいいのか分からず、手っ取り早くテスト(TOEFL/TOEIC)の点数をのばすという
目的に邁進してしまいそうなこと必至で、新世紀になったというのに活気的な英語上達方法の道しるべは
未だ示されていないのだろうか?とちょっぴり暗澹たる気持ちになりかけた時、あるサイトに
行き当たった。


英語・発音・語彙/英語耳 という。


発音と語彙。
昔の私なら絶対ぴんとこないタイトルだけれど、今はタイトルだけでぐっときた。
これだ。

ここから、久々の英語学習がスタートした。


この5年ドイツに住んで、とにかく日本人であるjiuも日本語の呪縛から抜け出し
日本語を介さずに「外国語」を聞いて理解し、話すこと、がどういうことなのか、
そして、それは本当にできるのだ、ということを体感。


とにかく中高時代、英語をやってもやっても話せるようになる気がしなかった
jiuにとっては衝撃的で感動的だった。本当にしゃべれる!


いまだに時々、頭の中はどっぷり日本語でなにか考えているのに、誰かが話しかけてきたり
横で流れている皆のおしゃべりに、口だけ自動反応して会話している自分に驚く。
要するに、ドイツ語を話す時には日本語で内容を考えたりしていない。
頭のどこかにドイツ語スイッチがあって、あとは口が勝手に動く動く動く。
自転車に乗るときに考えなくても体が勝手に動くのに似ている。


ヨーロッパに住んで5年もたつのに全然しゃべれるようになっていない英語。
でも、実は単にトレーニングしてこなかったからなのでは?とばかばかしい
事実に最近やっと気がつき、奇妙にも晴天の霹靂のような衝撃を受けた。
そうだよ・・・。


ドイツ語だって殆ど文法の前知識もなく体当たりで
覚えてしゃべれるようになった訳だから、今くらいの英語の知識があれば、
とりあえず聞いて会話できるようにならなくては変だ。単に、会話をするための
訓練をしてこなかったから喋れないだけなんだ。


問題は英語の国に住んでいる訳じゃないから、ドイツ語みたいに寝ても覚めても右から左から
聞こえてくる訳でもなく、喋る(口を動かす)こともない。これを乗り越えて、なんとか頭の中で
文章を考えてから喋る英語ではなく、口が勝手に会話してくれる英語力を鍛えられないものなのか?


jiuを長いこと悩ませつづけてきた
「どうして英語がしゃべるようにならないのか?」という
壮大なギモンを自分で実験&解決すべく、今さらではあるけれど、
人生はじめて、まじめにとりくもうという目論みの記録をここにつけてみようと思う。
どうなることやら。Toi Toi Toi!


2006年11月にやったこと
podcast BBCとCNN,ESLを毎日聞く
・英語耳のサイトの発音バイエルを一通り読み終わる。練習も1回づつは終了。
(母音が全然覚えられない。)


2006年12月1日
ALCのレベル診断というのを試してみた。(ネットでできる簡単なモノ。)
ヒアリング&単語力:上級
・イディオム力:初級
というトンでもなくちょっと意外な結果。
あー、せっかく3年前、本棚の奥から取り出して輸出してきたS台英頻を
某後輩君にとられ(あげ?)ちゃったのがいけなかったのかしらん?


12月の目標は引き続き英語耳のサイトの発音練習を繰り返すことと
podcastを聞き続けること。ただ、newsはアナウンサーのきれいな英語なので
聞き取りやすいということがヒアリングテストをやってみて判明。
何かトーク番組とか他のジャンルも聞いたほうがよいかもしれない。


発音練習がもう一回り終わったら、会話文の音読練習もはじめるぞ。
とにかく口を動かさないと、会話は絶対だめだ。