Kick!


耳からウロコ。
英語の[k]と[g]はなんと、舌をべったりとのどの奥につけてから、息を破裂させて出す。
その摩擦音が[k]。無声音で喉はふるえない。[g]は同じ形で喉がふるえる。


いったいいままで私が英語だとおもって話してきた音たちは、どう聞こえてたのだろう?
舌をどう使うのかなんて、LとR以外で深く考えたことが無かった。しかもそのRですら、ほんとうは全然違う音だった・・・。最初からいきなり顔面キックてな感じだ。
英語のKickは舌を喉につけて2回も破裂させるから、さあ大変。


さて、昨日書いたこのサイト。
英語・発音・語彙/英語耳
発音と語彙。ドイツにくるまでこの2つが外国語学習のキーワードだとは思いもしなかった
組み合わせ。でも、このごろのドイツ語伸び悩みの問題点だと思っていたのがまさにこの2つなのだ。こいつらを制覇すれば、きっと突破口がある、と思いつつ,惰性で生活を送っていた今日この頃。


認知心理学や大脳生理学のセオリーから、脳がどのように外国語を処理しているのか、など
私の体当たりドイツ語学習が実感でつかんだものが、次から次へと論理的に説明されていく
心地よさ。日本語を介さず外国語を処理する、という脳の説明のところにぐぐっと
きてしまった。これで、英語を日本語を介さず使えるようになりたい、という
漠然とした目標が間違っていなかったこともわかった。


毎日、このページでひとつひとつ発音を練習している。まるで、いままで英語をやったことなど
一度もなかったかのような驚きの連続。とほほ。ドイツ語も子音が多い言語だけれど、
英語も子音だらけ。子音とはなんぞや?母音とはなんぞや?
ひとつ音を練習するたびにわくわくしている。まったくのニューワールド。
いままで、なんとな〜くまねしていたものはまったく意味をなしていなかったのかもしれないと
思うと怖いけれど、今でよかった。まだ間に合うぞ。


RとLが本当にできない私をいつもジョークのネタにしているボスが驚く日もそう遠くはない
かもしれない、と思うと、楽しみだ〜。