ディテールに宿るのは。


ディテールを描いているときが一番充実している気がするのは何故だろう?
建築という行為のすべてが凝縮されているからだろうか?
エレメントとエレメントのせめぎあい。コンガラがるエレメント達を
ひとつひとつ調停していく。


ミースがディテールには神が宿る(God is in the details)、と言ったそうだけれど、
ドイツではディテールには悪魔が宿る、とよくいう。
どちらが本当にミースが言った言葉なのだか実際は分からない気もする。
ディテールには建築の神様も悪魔様も共存している。
彼らが喧嘩しないことを祈るばかり。