apropos 


ドイツ人はよく、aporopos (ア、プロポー)と、薮から棒に言う。


意味は
あ、そうだー!/ねえねえ、あのさー。/ついでなんだけどさ。


と何かを急に思い出したときや、話の途中でほかのことを言いたいときに使う。
私はなんだかこういう間投詞がとても好きだ。人間の言葉、という気がする。
もともとは、フランス語から来ている。à propos(=ところで。)
proposはAbsicht=意図、というような意味らしい。
英語圏でも使うのだろうか?


aporopos、閑話休題


ヒアリングは3日さぼっているともう耳がなまる(汗
サイドビジネス(?)でやっているコーディネーターの仕事が忙しかったのだ。
あんまりお金はもらえないけれど、ビックプロジェクトで、引きこもり気味の
設計事務所員の私にとっては世間を学ぶいい機会。


人とお金と政治がどうやって動いて行くのか、脇で見ているだけでかなりおもしろい。


ドイツの会議は、はじまる前にまず出席者が全員と握手をそれぞれして、
ウォーミングアップする。これがきわめて大人な感じでとてもいい。
(もちろん会議はそれぞれ利権がからむからケンケンガクガクなのだが。)
で、終ると、また何事もなかったかのように議長を拍手(または大学の講義みたいに、
にぎった手で机をコツコツたたく。)で讃えてまたお別れの握手をにこやかにする。


紳士的でステキなのだ。本音と建前はこの国でも大活躍。
でもどうせやるなら「建前」のところはびしっときめて。
ビジネスっていうのはスマートにやらなくては。
早くjapaneseの小娘から脱出して発言したりしたいなあ。


ドイツ語の会議なので、ドイツ語でMEMOを取っていたが、これまた自分のヒアリング
能力と筆記能力がかけ離れているので、つづりがめちゃめちゃだ。
夜は家でしこしこ議事録(日本語)作り。昨日は今度その仕事で日本から来る人の
ためのアパート探し。なかなかいいアパートだったが、1軒目で決めてしまうのはどうか?
明日の夜はその仕事の根回しミーティング。←こういうのはドイツも日本も同じ。


英語やっている場合じゃない気がしてきた今日この頃。
戦いに備えて、読んでおくべき法律書の山。
あっと言う間に世間はクリスマス。
はははあ